人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2005/04/28 台湾到着

飛行機の中から台湾の本土を見つめる。


中正国際空港到着。麗しの島、フォルモサの平均気温は27℃。
気温の暑さだけでなく、湿度も高いため蒸し暑さを感じる。
まず髪を切りに行った。オシャレな美容室で満員だった。


切ってくれるのは、KENという若い男性だった。
男前で彫りの深い顔立ちをしていた。
たどたどしい中国語で髪型の載ってる雑誌を指差し、
この髪型にしてくれと言ってから目を閉じた。
起きたら短くなって、セットもバッチリだった。


台湾の若者の多くは、日本に対して好意的な感情を持っている。
彼らは哈日族(ハーリーズ)と呼ばれ、日本の音楽や映画、ファッションなどの
サブカルチャに影響を受けて、台湾流行の最先端をいく。
KENが親日家か否かは分からないが、
ファッションなどは日本の美容師風に見えた。


髪を切った後、食事をするために夜市へ出掛ける。
台北の松山駅に近くにある饒河街観光夜市という夜市がある。
夜市とは、食べ物・小物・服・動物など、
様々なものを扱う露店が多く並んでいる通りを表す。

台湾では到る所に夜市が存在し、大部分は廟の近くに広がっている。
廟は拝拝をする場所で、日本でいう寺院や神社みたいなものである。


台湾の夜市のなかでは、士林夜市が有名なのだが、
饒河夜市は規模も小さく、人はそれほどまでごった返していないので
買い物や食事をしやすい。私にとってはお気に入りな夜市のひとつ。


まず一つの店で食べたのは、これ。

臭豆腐(ツォトンフー)
読んで字の如し、強烈な匂いを発する揚げ豆腐。
辛いソースを少しつけて頂く。豆腐から出てくる熱いスープが舌を焼く。
匂いは置いといて、食べてみると意外とあっさりしていて美味しい!
因みに豆腐の隣にあるキャベツは、
酢風味で少し辛く、台湾式キムチといったところか。


台湾の食文化として、よく語られるのは「小吃(シャオツー)」
日本で食事をしようとするとき、一つの店でお腹いっぱいになるように食べるが、
台湾の場合は夜市などで、様々な店をハシゴして食べる。
だから、一晩で様々な店で様々なものを食べられる。
夜市特有の雰囲気に包まれながら、お喋りしつつ、口に運ぶ。
そりゃあ、お腹いっぱいになるわ。


二つめの店で食べたのは、これ。

薬敦羊肉(ヤオトンヤンロウ)
柔らかい羊の肉を漢方薬入りスープで煮込んだもの。
これまた美味い!スープと羊肉から出た油がマッチして、食べるのが止まらん!
ワシ、漢方薬とか飲んだことも触ったこともないから
ちょっと恐怖を感じてたけど、漢方薬のなかにも美味しいのがあるんやね。
店の人は行き交う人々に言葉をかけて、座る場所がないにも関わらず、
座れ座れと言う。それを見ながらワシらもお喋りしながらゆっくり食べる。



三つめの店で食べたのは、これ。

胡椒餅(フージャービン)
日本の番組でも紹介されたというくらい、この夜市では随一有名らしい。
胡椒で味付けした牛肉とネギを、白いパオの生地で包み込み、一気に焼く。
カリカリの熱い生地と、中の胡椒風味の肉がマッチング。相当美味い!
夜食で食べるため、外帯(お持ち帰り用)でもう一個買う。


もうそろそろお腹いっぱいになってきたけど
四つめの店へ。今度はデザート。


ごめんちゃい。この名前は忘れちゃいました。
老板(社長の意、夜市では「大将!」みたいな意味合いで使われる)の
フルーツの上に練乳をドロドロと、ぶっかけるの様子が豪快だ。
これまた、食後の甘い物は別腹でバクバクと食った。
老板はワシたちが日本人と知るや否や、すぐに話し掛けてきて
ワシたちが中国語少し出来るのが分かると、物凄い勢いで話し掛けてきた。
中国語のなかに、台湾語を織り交ぜると、老板は笑顔を作り
「お前は台湾語もしゃべるのか~!!」と友好的に話してくれた。


こうして一日目が終わった。よう食ったなぁー。
食い物ばかりの話になったけど、以上。
by mikan_bivattchee | 2005-04-28 22:42 | 台湾
<< 2005/04/29 二日目 いざ、台湾へ。 >>